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Title - The 40th Tokyo Motor Show 2007

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Information - The 40th Tokyo Motor Show 2007

   

The 40th Tokyo Motor Show 2007

 


Photo - HONDA RA107 No.7


今回のモーターショーは、一般ではなく初のプレスデー参加。2日目ながらテレビ、ラジオなどの取材で著名人もみかけた。一般公開とは違い人は少ないが各取材陣がステージで撮影して陣取っているし、それに加えショーイベントの時間が限られて極端に少なくショーモデルも回転してくれないので意外と撮影に難儀した。一般公開してからのほうがいいかもしれない。帰り際に意外な人に出会う。

各社傾向が似ており、燃料電池や電気をもとにモーター駆動を想定し、タイヤを四隅に配置しデザインを模索したコンセプトモデルやガラスルーフの採用が目立った。

 

 

Information - HONDA Motor Co.,Ltd.

 

Honda Motor Co.,Ltd.

Photo - HONDA CR-Z Concept FrontRight-view

Photo - HONDA CR-Z Concept Left-view

 

Photo - HONDA CR-Z Concept RearLeft-view

Photo - HONDA CR-Z Concept Rear-view

   
CR-Z Concept

ハイブリッドライトウェイトスポーツのコンセプトモデル。CR-Zは、Compact Renaissance Zeroの略。かのCR-X(Car Renaissence X)、インサイトの流れを汲む。リアタイヤの前に小さく「Honda Design」と書かれている。小型ハイブリッドモデルは発売宣言されているが、これはあくまでショーモデル。
 
 

Photo - HONDA PUYO Concept Front-view

Photo - HONDA PUYO Concept FrontRight-view

 

Photo - HONDA PUYO Concept Right-view

Photo - HONDA PUYO Concept Signplate

   
PUYO Concept

パワートレーンに燃料電池を前提としたコンセプトモデル。PUYOの名はバルーンフォルムのエクステリア形状とジェルボディから来ている。ジョイスティック操作、ウイングアップドア、ジェルシート、PUYO絵柄パターンの13インチタイヤと360度回転機構、360度ガラスルーフが大きな特徴。ボディには直接触れられないが、サインプレートにある同材質のサンプルで体験が可能。CR-Zと同じくリアタイヤの前に小さく「Honda Design」と書かれている。デモンストレーションした際、福井威夫CEOがジョイスティックを破壊、さらにドアの開け方がわからず運良く隣に同乗していたコンパニオンに開け方を教わるという大失態を演じた。
 
 

Photo - HONDA FCX Concept Front-view

Photo - HONDA FCX Concept Right-view

   
FCX Concept

ホンダのTVCMでは見慣れている2代目燃料電池コンセプト。FCスタックは小型化されセンタートンネルに配置、同時に低床化が可能となりセダンライクになった。
 
 

Photo - HONDA INSPIRE Prototype Front-view

Photo - HONDA INSPIRE Prototype Left-view

 

Photo - HONDA INSPIRE Prototype Rear-view

INSPIRE Prototype

12月の発売前の新型インスパイア。本来はアコードブランドで発売予定だったモデルで、アキュラブランドの日本進出の遅延により、前モデルと同様インスパイアの名で継続することとなった。北米ではACCORD。エクステリアはトランクにしつこいランプがついている部分が異なる。エンジンは直列4気筒のK24AとV型6気筒のJ35A構成だが、日本ではJ35A型i-VTEC+VCMのみ。以前のVCMとは違い6-3気筒動作が、6-4-3気筒動作と細分化される。

 

Photo - HONDA FIT RS Front-view

Photo - HONDA FIT RS Right-view

 

Photo - HONDA FIT Cutting-view

Photo - HONDA FIT Active Plus

 

Photo - HONDA L13A i-VTEC

FIT 1.3/RS/Active Plus

発売したばかりの2代目フィット。先代より80mm長く、20mm拡大されたものの重量はほぼ変わらない。よりモノフォルム、キャビンフォーワード化洗練された。写真は1.5LのRS、カットモデル、Active Plus仕様、L13A i-VTECエンジン。エンジンは型式こそL型と同じもののi-VTEC化されほぼ別物、低燃費重視のL13AとRS用のL15A。L13Aのバルブ制御はVTEC-Eに似ている。1.3Gモデルで高出力化されながら以前と同じ24km/L(10・15モード)を達成している。

 

Photo - HONDA RA107 Front-view

Photo - HONDA RA107 Right-view

 

Photo - HONDA RA107 Rear-view

Photo - HONDA RA107 Stearing

   
HONDA Formula 1 RA107

2007年の発表前のテスト中はブラックカラーのまま、スポンサー広告がない予想外で登場したアースカラーモデル。RA107は新設した風洞のキャリブレーションのズレ、ブレーキングの重心移動の問題などにより大不振だった。さらにイメージが悪くスポンサーとの兼ね合いもあり、2008年はアースカラーではなくなるかもしれない。しかしながらこの試みにイギリスでは2007 Greed Awardsを受賞した。
 
 

Photo - HONDA ACCORD 2.2 i-CTDi Endurance Racer Front-view

Photo - HONDA ACCORD 2.2 i-CTDi Endurance Racer Rear-view

   
ACCORD 2.2 i-CTDi 2007 Motegi Enjoy Endurance

2007年もてぎJOY耐に出場したアコード・ディーゼル。ホンダ初の乗用車用直噴コモンレールディーゼルターボエンジン、N22A型i-CTDiを搭載する。
 
 

Photo - HONDA i-DTEC Diesel Engine

HONDA i-DTEC

現在のi-CTDiに続く2世代目の直噴ディーゼルターボエンジン。ディーゼルながらアルミニウム製。燃焼室構造やコモンレールの最適化、酸化触媒、DPF、NOx触媒の三段構えで排出ガス規制のEURO4やアメリカのTierIIBin5をクリアしている。次期欧州用アコードに搭載予定。

 

Photo - HONDA CIVIC Hybrid 2007 Nurburgring 24 Hours Front-view

Photo - HONDA CIVIC Hybrid 2007 Nurburgring 24 Hours Left-view

 

Photo - HONDA CIVIC Hybrid 2007 Nurburgring 24 Hours Rearleft-view

Photo - HONDA LDA-MF5 i-VTEC+IMA

   
CIVIC Hybrid Racer 2007 Nurburgring 24 Hours

FD3シビック・ハイブリッドレーサー。2007年ニュルブルクリンク24時間耐久レース出場車。LDA-MF5型、1.3L 3-stage i-VTEC+IMAエンジンを搭載。
 
 

Photo - HONDA Cogeneration System

Photo - HONDA Cogeneration System

 

Photo - HONDA Cogeneration System

Honda Cogeneration System

ホンダの家庭用コジェネレーションシステムなど高効率エネルギー活用の展示。後ろには背が低く実の多い品種改良したイネもある。東京ガス「エコウィル」ブランドで提供される原動機部分はホンダ製のガス用OHV単気筒レシプロエンジン。原動機が1kWの発電、その余熱で給湯をし、85.5%の熱効率を達成している。左写真が実働している本物で、音は夜でも全く気にならない優れもの。

 

Photo - SHIGERU UEHARA Chief Engineer

Honda Retied Engineers

帰り際にたまたま出会った右の人が知る人ぞ知るホンダNSX、S2000などの開発責任者の上原繁氏。左はみやぼう(本体)ではなくみやぼうの親父だが、またこちらも元ホンダエンジン開発責任者。どちらも今年で定年退職している。

 

 

Information - TOYOTA, LEXUS and DAIHATSU Boothes

 

TOYOTA / LEXUS / DAIHATSU

Photo - TOYOTA iQ Concept

TOYOTA iQ Cencept

3mを切りながら4シーターとした極小ハッチバック。既にプジョー・シトロエングループとの共用のAigo(アイゴー)があるが、プレミアムモデルという位置づけらしい。
 

Photo - TOYOTA FT-HS Front-view

Photo - TOYOTA FT-HS Right-view

 

Photo - TOYOTA FT-HS Rear-view

TOYOTA FT-HS Concept

Future Toyota Hybrid Sportの略。V型6気筒3.5Lエンジンと電気モーターのハイブリッドRWD。デトロイトで既に発表済。2+2クーペに加え、ハードトップのコンバーチブル仕様。コンベンショナルなエクステリアデザインが好みの分かれるところ。

 

Photo - TOYOTA RiN Front-view

Photo - TOYOTA RiN Rear-view

   
TOYOTA RiN Concept

漢字で「凜」と書く。エクステリアデザインイメージは屋久杉。快適性に重点を置いたもので、お行儀良く座るシート形状、快適温熱シート、加湿器、酸素濃度エアコンディショナーなど松下電器製家電を奮発したモデルハウスのような装備を誇る。エクステリアはかつての汚点「Will」ブランドを彷彿させ和風としたいのだろうがマツダに全く敵わない。
 
 

Photo - TOYOTA Hi-CT Front-view

Photo - TOYOTA Hi-CT Right-view

   
TOYOTA Hi-CT Concept

High Ride City Trackの略。過去のホンダ・不夜城に似るが若者向けとして考慮するとこういった形状に落ち着くらしい。デザインは悪びれているものの直列4気筒1.5Lエンジンとモーターのハイブリッドでプラグインに対応とまじめ。全長3330、全幅1695、全高1780mmと高さはあるものの小型。リアにはトランクボックスといった箱形形状のトランクが載せられる。一応4座あるが後ろはまともに座れないだろう。2座にするかトランクを削るかの選択を自由にさせるほうがいい。トラックの名を捨てることになるが、ピックアップ風をやめリア形状を手直しすればそのまま発売できるような意欲作。
 
 

Photo - TOYOTA 1/X

TOYOTA 1/X Concept

エックス分の1と読む。ホンダ・フィットとほぼ同じサイズで420kg、エンジンは直列2気筒500ccとモーターのハイブリッド、ミッドシップを想定し、重量と排気量ともプリウスの3分の1相当になる。当然ながら炭素繊維プラスチック(CFPR)製。軽量になればパワーも必要なく省エネルギーに出来るという習作。現在では量産が困難な上、リサイクルが不可能といった多くの欠点を持つ。

 

Photo - TOYOTA i-REAL

Photo - TOYOTA i-REAL

   
TOYOTA i-REAL Concept

トヨタは「愛・地球博」以来パーソナルモビリティにご執心。後輪の角度が可変で直立の歩行者モードとホイールベースを開けて後ろに傾き低重心化する走行モードを用意。最高時速30km/h。プレスデーということもありテレビ撮影に邪魔されてしまった。車椅子の人々は「これ、欲しい」、「こんなのありえない」と意見が分かれているのを耳にした。身障者用との定義はないだろうが140kg級と原付スクーターの2倍もの重量があり、そこまでしてもヒトに歩かせたくはないらしい。
 
 

Photo - TOYOTA TF106 Front-view

Photo - TOYOTA TF106 Left-view

   
TOYOTA Formula 1 TF106

2006年のF1マシン。ヤルノ・トゥルーリ機の実物。2006年はホンダと同様、運にも見放されたが全くの精彩を欠き同じエンジン搭載のウィリアムズにまで遅れをとり、チームラジオでヤルノ・トゥルーリの泣き言を多く言わせてしまったマシン。
 
 

Photo - LEXUS LF-A Front-view

Photo - LEXUS LF-A FrontRight-view

 

Photo - LEXUS LF-A Right-view

Photo - LEXUS LF-A Rear-view

   
LEXUS LF-A Concept

ニュルブルクリンク北コースで盛んに走行テストが行われ発売が近いと思われるレクサスのフラグシップモデルのショーコンセプト。フロントにV型10気筒エンジン搭載のRWDながらカーボンボディの採用で1700kg以下に抑えられている。デザイン、システムともに2005年代のF1イメージを盛り込み、2ペダルのセミ・オートマチックが採用される。
 
 

Photo - LEXUS LF-Xh Front-view

Photo - LEXUS LF-Xh Left-view

 

Photo - LEXUS LF-Xh Rear-view

TOYOTA LF-Xh Concept

次期レクサスRXのデザインスタディ。V型6気筒エンジンと電気モーターのハイブリッド4WD。トヨタブランドでは先にヴァンガードの発売でお茶を濁し、現トヨタ・ハリアーユーザーや購入予定者を安心させるための出展と思われる。デザインが非常に稚拙で、秀作だった初代ハリアーの威厳は微塵もない。

 

Photo - DAIHATSU HSC Front-view

Photo - DAIHATSU HSC Left-view

   
DAIHATSU HSC Concept

ムーブを元に低燃費を目指したスタディモデル。アイドリングストップ採用エンジンはもちろん、特に特徴のあるフロントバンパー形状をはじめサイドのラインから空力に重きを置いたエクステリアデザインとなっている。ピラーレスとし直角に開く観音開きのドアで開放感を出しているが、その分床が高くサイドシルを太く強固にしている推測できる。独立4座というのが潔い。
 
 

Photo - DAIHATSU OFC-1 Front-view

Photo - DAIHATSU OFC-1 Left-view

 

Photo - DAIHATSU OFC-1 Right-view

DAIHATSU OFC-1 Concept

コペンと同サイズのFWDでありながら後継車ではない模様。3分割ハードトップグラスルーフは格納したときにトランク容量を犠牲にしない方式を採用、グラスルーフの電気式液晶サンシェードが新しい。オープンにグラスルーフを使うのかは謎。この他新ターボエンジンであるTOPAZ NEO(TOP AtoZ)と7段変速付きCVTが搭載される。フランクフルトショーにも出展済で、インテリアまで現実的でありこのまま発売される可能性もある。

 

 

Information - NISSAN

 

NISSAN

Photo - NISSAN GT-R

Photo - NISSAN GT-R

 

Photo - NISSAN GT-R

Photo - NISSAN GT-R

 

Photo - NISSAN GT-R

Photo - NISSAN GT-R

 

Photo - NISSAN GT-R

Photo - NISSAN GT-R

 

Photo - NISSAN GT-R

Photo - NISSAN GT-R

 

Photo - NISSAN GT-R

Photo - NISSAN GT-R

 

Photo - NISSAN GT-R

NISSAN GT-R

ようやくノーズマスクが外されたGT-R。スカイラインから独立を果たし世界プレミアムブランドとなった。型式はR35。エンジンをV型6気筒3.8Lツインターボへ変え重量1740kgを引っ張るニュルブルクリンク仕様。エクステリアは見慣れたプロトタイプのほうが良かったと思う。プレスデーでも他のコンセプトには見向きもせずちょっとした人だかりだった。今回は特別にステージ1回転分(実は回転が逆)を御披露。

 

Photo - NISSAN Rd/Bx Front-view

Photo - NISSAN Rd/Bx FrontRight-view

 

Photo - NISSAN Rd/Bx Right-view

Photo - NISSAN Rd/Bx Rear-view

   
Rd/Bx Concept

Round Boxと読む。4シーターコンバーチブルのコンセプト。幅は3ナンバーだが全長3650mmとマーチサイズで同社マイクラC+Cを否定する。ホンダS-MX、トヨタbBのオープンバージョンとも言える。ドアの足元に覗き窓があるのがナゾ。
 
 

Photo - NISSAN PIVO 2

PIVO 2 Concept

電動シティコミューターのコンセプトモデル。モーターはインホイールに4輪独立式と言うことらしい。タイヤは90度、ボディ上屋は360度回転し、顔となる部分がドアになっている面倒くさい仕様。縦列駐車も楽々のはずだが、今時駐車させてくれるところがない。

 

Photo - NISSAN Intima Front-view

Photo - NISSAN Intima Right-view

 

Photo - NISSAN Intima Rear-view

Photo - NISSAN Intima Left-view

   
Intima Concept

日本のティアナ、北米のMaximaのスタディモデル。インテリアを精一杯見せたいがために観音開きドアがあると推測される。ホームインテリアをクルマに持ってきてはならないということがまだわかっていないし、落ち着きもない。エクステリア自体は今後市販されるモデルで再現されると思われる。
 

 

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